1MX91より
娘が小学2年生の3学期に学校に行けなくなったとき「転ばぬ先の家庭教育」を読みました。この本で一番印象に残って、絶対に続けようと決めたのは「めしていをやめる」です。
めしていの「め」は命令、「し」は指示、「てい」は提案です。
この本では、「会話を書きとめてみましょう。」とありました。会話の大部分は、「親の指示ではありませんか?」と指摘しています。
親子関係を作っている、特に大きな要素は会話です。
幼児の頃は、親が段取りを決めてうまく家庭を回す必要があるかもしれませんが、小学生・中学生・高校生になっても親が子どもをコントロールしようとすると…、問題発生です。自分のことは自分で決める人になってほしかったら、自分で決めて自分で行動する練習が必要です。家で過ごす時間を親の指示に従って行動してばかりだと、自分で決められない子どもになってしまいます。
私の場合、「あれやれ、これやれ」命令してなくても、やってほしいことに誘導しようと提案する言葉がけをしていることに気がつきました。
「めしてい」をやめると、無理やり子どもを動かすことはできないので、子どもをコントロールしようと思わなくなりました。言わなければ、自分でやるんですね。そして普通の何気ない会話が増えました。
口うるさくないお母さんの誕生です。やったー
親は、子どもに対する「命令・指示・提案」をやめましょう。
これを意識すると、自分も子どもも家庭も穏やかになります。
参考リンク: ころばぬ先の家庭教育(水野 達朗) (アマゾン)