5MX82より
自分で選んだ道を自分の足で歩いていってほしい
親は、自分の子どもに「自分の将来は自分で切り開いていってほしい」と願うものです。では、自分が将来何になりたいのか?自分は何が好きなのか?自分は何がやりたいのか?どうやって見つけるのでしょう?子どもには選ぶ練習が必要
大きくなってから急に「さあ、自分で選んだ道へ」と言われても、・自分で選んでこなかった子ども
・自分で選ばせてもらえなかった子ども
・自分が選んだものを否定されて結局親が選んだほうを選択してきた子ども
は、困ります。
自分探しの旅がここから始まってしまいます。
小さいころから、「自分で選ぶ」練習がたいせつです。
幼児の頃は2択で選ぶ練習をすると、子どもは選びやすいです。「これとこれなら自分はこっちが好きだな」と自分の好みや気分で選べます。自分で選んで決められると、とても満足します。自分が選んだことに価値があります。
「どっちが食べたい?」「どっちが好き?」「どっちの服にする?」子どもが選べる場面はたくさんあります。
大きくなったら、たくさんの中から自分で選んでいきます。
「メニュー表の中から、どれが食べたい?」
「どの乗り物に最初に乗りたい?」
「どの部活に入る?」などなど
選ぶ場面は日常にたくさんあります。
小さなころから自分で選ぶ練習をしてきた子どもは、難しい選択でもきっと自分で納得のいく決め方ができると思います。
親は待つ練習と意見を押し付けない練習が必要
子どもが選ぶ練習をしているとき、もっと大事なのは親のがまんの練習です。・口をださないでいられるか
・選んだ方にダメ出しをしないでいられるか
・選んでいる時間を待てるか
・失敗したとき、「自分が選んだんでしょ」などと言っていじめないでいられるか
・子どもと自分は違う趣味で違う人間だと理解できるか
・ばかにしないか
・親の意見を通そうとしないか
親の方がたいへんそうですね。( ´∀` )
子どもが、全身しましまの服を選んでも、本人がそれでいいなら
晴れているのに長ぐつをはきたいというのなら、まあ、それで。
重要な場面では全部子ども任せにしないで、話し合うのもいいですし、臨機応変に選択していけばいいですが、子どもは親の考えと違う考えを持っていることを徐々に練習してわかっておくことが大切です。親の思い通りにはいかないし、思い通りに動かしていると後が大変です。
子どもと一緒に親も「口を出さない」「否定をしない」練習がたくさんできていい感じです。
まとめ
小さいころから自分で決める習慣がついていて、まわりもそれを認めてくれるという安心感があれば、きっと自分で生きていけるでしょう!小さな選択からこつこつと見守っていけるといいですね。