見えない学力と思考機能(P115より) |
言語能力
子どもの頭の中は、見えません。大人の頭の中も、見えません。(笑)
しかし、頭の中ではいつも言葉でいろいろ考えているようです。
日々、学校でわかちあたえられる系統的な教科学習によって、子どもたちの学力はしだいについていくのですが、その場合、イメージ構成能力にとぼしければ、学力はあまりのびていきません。文字を意味のあるように有機的に配列したのが文章ですが、その文章に表現してある中身を、具体的に、場面なり情景として想起し、再構成し得る能力、すなわち想像力が哀れでは思考することができません。書きことばなり、文章を、リアルにイメージ化できるかどうかは、学力の獲得と定着度を左右する分岐点です。
(P50より)
テストの結果のような見える学力の土台には見えない学力の言語能力があるので、親は言葉を豊富にしてあげよう。と書かれています。勉強には文章をイメージできることが大事
→知ってる言葉はイメージできる
→知ってる言葉を増やしてあげよう
では、親にできることはなにか?
具体的には、1.会話をする 2.読書をする です。
抑圧的な家庭では
お母さんがよく言う言葉は「ハヨシイ」「ハヨ勉強セエ」「ハヨ寝エ」
お父さんがよく言う言葉は「ヤカマシイ」「ベンキョウシタンカ」「ハヨ寝エ」だそうです。
どんだけ急かしているんだか…
短い言葉で命令するのをやめることが、最初の1歩ですね。
そして、親子で会話と読書(読み聞かせ)です!
非言語的文化・行動的文化
非言語的とは、言葉ではなく、体を動かす経験のことです。一番いいのは、遊ぶこと!
たくさん遊ぶことが、頭をよくする!うれしいですね。
生活習慣やお手伝いも非言語的文化です。
暮らしの中で身につく行動も大切なんですね。
まとめ
見える学力の土台には、見えない学力がある。見えない学力をつけるために親にできることは、一緒に「会話すること、読書すること、遊ぶこと、暮らすこと」です。
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