「見える学力、見えない学力」は、母親からもらった家庭教育の本です。
1981年初版の本で、発行から約40年たっていますが、家庭教育の基本は変わらず勉強になることばかりです。
見かけることがありましたら、読んでみてください。おススメです。
どんぐり倶楽部が好きな人には共感できるところがたくさんある本だと思います。
目次
Ⅰ見えない学力をゆたかに
何のための基礎学力か
新能力主義教育/個性ある人生の支え/三つの基礎的能力
見えない学力と先行体験
学力は遺伝するか/生活習慣と学力/楽しい知的刺激/なぜ長子ができる?
見えない学力と言語環境
親との会話がカギ/子どもを傷つけることば/すじみちの通ったことばづかい/ことばの豊富さ/教師の工夫/共通語になじませる/誠実な語りかけ
読書は自己教育運動
読書週間と学力差/読書習慣を養う/読書があたえる世界/読書好きの子
遊びは成長の糧
よく遊び、よく学べ/集団本能とこころの安定/遊び集団と学習/おとなの世界をなぞる/毎日二時間の遊び
しつけは深部の学力
就学前にしつけを/生活習慣を規則正しく/思いやりを育てる/仕事をさせる/家庭での再学習/家庭学習と親の姿勢/内容よりもまず継続/勉強習慣は三か月が勝負
テレビ十悪
情緒障害と体の破壊/テレビ中毒と無気力/人格のゆがみ/考える力を失う/生活のみだれ
砂糖づけのからだ
がんばりのきかない子/世界一の砂糖摂取量/カルシウムを奪う/ビタミンB1を失う
見えない学力のはたらき
見えない学力の構造
見えない学力を育てる愛情
Ⅱ見える学力を急速に伸ばす
読む力は学力獲得の前提
教材を理解する力/活字文化中心の学校教育/書きことばに親しむ
教科書の音読を重視
音読のはたらき/音読の自信を
書くことは学力定着のカギ
理解と刻みこみ/毎日の書き写しから/読みながら書き写すへ/表現と思考力を育てる/漢字を書く力/漢字ぎらいな子への手だて/子どもの意欲をひきだす
計算練習は学力の牽引車
姿を消す計算練習/数量感覚を養う/数をおりこんだ会話/計算練習の準備/なぜできないかをわからせる/計算力は算数の土台/計算力が自信をうむ/マラソン計算/引き算練習/往復計算/どの子にも自信と意欲を
家庭塾のすすめ
子どもがやる気になるとき/家庭塾の心得/子どもに生きる力をー家庭塾体験談ー
育児書を読むとき気をつけていること
教育雑誌や育児書を読むのが好きなのですが、気をつけていることがあります。
- 自分と考えが違っても気にしない
- 簡単にできそうなことだけやってみようかなと思う
- そんなに深刻にならない
- 1冊読んで1つまねしてみようかなぐらいのラフな気持ち
- 自分がやってることが書いてあるときは「おお~っ、やってるよ~」と喜ぶ
どの本にもすばらしいことが書いてあって納得するのですが、さすがに全部とりいれようとしたらやること多すぎてまいってしまいます。むりせず、楽しく、できることを、それなりに、ぼちぼち。
子どもが「みんなちがって、みんないい」と同じで、家庭も「みんなちがって、みんないい」ですね!
まとめ
40年前に書かれた「見える学力、見えない学力」の紹介でした。私は、この本の題名が好きです。
見える学力が成績だとしたら、見えない学力は何なのか?
今度は、この本の好きなところを少しずつ紹介したいです。
参考リンク:見える学力、見えない学力 (岸本 裕史)(アマゾン)