図書館の新刊コーナーから戦争の絵本を2冊借りてきました。
マイケル・ローゼン 2025/7/2
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フランスから強制収容所に送られる輸送列車から生き延びた人のお話です。
絵本の表紙、電車のホーム、街の中、作業所、たくさんの人が描かれています。
一人一人をリアルに感じられるのは、ホロコーストの犠牲になった人々やその時代に生きた人たちの写真を参考に描かれているからかもしれません。
感想:
作中に「にげられる人は、ほかの人の心配をしてはいけない。」とあって、生き残るというのは、そういうことなんだなと少し息が苦しくなりました。
ハンナ・ムシャッベク 2025/6/26
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パレスチナ系アメリカ人2世の作者が、父親から聞いたお話をもとに書いた絵本です。
パレスチナ問題は、どこか遠いところで起こっているよくわからないことのようですが、絵本を通してそこに住んでいた人のことを知ると、本当にあった大変な戦争の話だということが伝わってきます。
パレスチナ問題は、どこか遠いところで起こっているよくわからないことのようですが、絵本を通してそこに住んでいた人のことを知ると、本当にあった大変な戦争の話だということが伝わってきます。
絵本の中にある、石畳とれんがの街の様子がとてもきれいです。
スーツを着た人、半袖短パンの子ども、スカートの女の人、ネコ、ハト、みんなが幸せに暮らしていた様子が見てとれます。
感想:
絵本の最後に解説があって、子ども向けにとてもわかりやすく絵本の背景を説明してくれています。ニュースの解説を聞いても頭に入ってこなかったことが、すんなり理解できました。
この絵本はパレスチナ側から見たお話なので、パレスチナ問題の全てがわかるわけではありません。もっと知りたくなるきっかけになるのではないかと思いました。
